クリープ

アレクサンダー大王のクリープのレビュー・感想・評価

アレクサンダー大王(1980年製作の映画)
1.1
テオ・アンゲロプロス
「ユリシーズの・・」 「霧の中の・・」の2作は
観てるので クセは分かってる(笑)
●もう 観る前から
こんなにカンジだな・・と、
その通りだった。
作品は つまらないではなく、
ただ 面白くない(笑)

●でも 観る映画だと思う
理由は 観客に 全く
媚びない
" いいね " の数 観客席のシートに埋る数なんて、 あんまり かんけーない カンジ
そんな
監督と作品 あってもいい♥️

──────物語──────
アレクサンダーという名の (笑) 盗賊が
手下の働きで脱獄し、
故郷で カリスマ性を発揮、解放者に・・・
ところが 独裁に暴走、 暴君と化し身を滅ぼす。

●みどころ
opening
羊皮紙のようなバックに 無音でギリシャ文字?
いきなり真空状態
( 計測したくなる程 ながい )

村人はそのまま 村人を演じ
監督は監督の分身のような アレクサンダーが
村を 仕切る
ホントに 仕切りまくるので
観客は 名もなき村人化
凡人感を舐め続け(笑)
ただ 萎縮される
そうこう して
映画が終わった
review 書こうと思ったら
なんと DISK 1 終了
え? まだ あんの?(笑)
●みどころ 真面目に
ギリシャ建築のような
ひとつ ひとつ 手作業で積み上げたような
レンガっぽい 石の民家 舗装されてない道
木の粗末なテーブル 石だたみ
camera 🎥は 定位置
黒い外套の🧍‍♀️ 村人達の動きを追いかけない
───意思の強さ
語らない
───意思の強さ


国王に特赦を嘆願しない
誘拐した 貴族を解放しない

●少年の頃のアレクサンダー
育ててくれた 親代わりの女性 登場
「 お願い アレクサンダー
よく お眠り ここは 暖かいわ 」
──── 一緒にベッドのなかへ───

男は強く ブレず 無口
それでも 村人は だんだん付いて来なくなる
作品そのものが
意思を持った 父親のような作品
付いて行かないが
そんな 生き方を 真似してる自分に
本人が 一番 気付いてない
真面目な映画は キライになれない☘️
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