よ

汚名のよのネタバレレビュー・内容・結末

汚名(1946年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

病に対する疑念が確信へと変化したことで揺らぐ心情と、毒が回って虚ろな視界を重ね合わせた、アリシアが横臥する寸前のぼやっとした眼路の表現が、それまでの静謐な演出と対照的でやたらと印象に残りました。余白を残すエンディングもよき。

ディゾルブを駆使したショットの細かい繋ぎが見事で、ストーリーの流れに寸断を感じさせずにスラスラと進んでいく様が気持ちいい映画でした。
恋愛モノを特に好む私にとって、『汚名』はこれまでに見たヒッチコック作品の中でも特にお気に入りとなりました。想像の3倍面白かったぜ...。
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