にーやん

夏休みのレモネードのにーやんのレビュー・感想・評価

夏休みのレモネード(2002年製作の映画)
3.8
『このままではあなたは地獄に行ってしまうでしょう』シスターにそう告げられた8歳のピート。友達になったばかりのダニーを巻き込み「天国」に行くために考え出した夏休みの大冒険。


ユダヤ教とカトリックという異宗教間の葛藤を子供目線で軽やかに越えてゆく脚本が素晴らしく、登場する人物もしっかりと肉付けされていてそれぞれに深みがあり観ていて飽きない。重ためのテーマではあるけれどそこに絡むのは純真無垢な子供たちとその子らを想う大人たちであるということ。


信じる心の大切さとそれを共有しない出来ない他者との距離感について改めて深く考える機会になりました。



清涼感たっぷりのタイトル、可愛いいが過ぎる小洒落たパケ写(ザラザラの画質の質感が個人的には◎)←これらに釣られ沢山の人が騙されて観てしまうことをつい願ってしまうそんな作品。

『思ってた感じとは違ったけど、良作やで』
にーやん

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