久々2回目の鑑賞。
【SPY】が日本未公開ながら評判良かったポール
・フェイグ監督作で、アネ・ホルムの世界的ベスト
セラー小説を映画化した【ヒューマン・ドラマ】。
幼い頃、家族と引き離されたデビッド少年(ベン・
ティバー)は、ブルガリアの強制収容所で過酷に
働かせられていた。そんなある日、秘密司令の渡し
物を受け、デンマーク目指して脱走する…。
良くも悪くも尺的に脱走から【テンポ良くサクサク
】進んでゆく。
ギリシャ、イタリアなどお金も友達も無い彼には
困難な旅(苦しい時フラッシュバックするのは
優しかったママの笑顔と収容所で知り合ったヨハン
(ジム・カヴィーゼル)の言葉。)をパン屋の店主
、農場の女主人、果ては裕福なイタリア人一家と、
スリルは少々、ほぼあたたかい人達との出会いに
よって飽きずに微笑ましく心地良く観れる 【快作】だ。
通常、収容所脱走というと暗い、重いイメージが
強いが、本作はジャケ同様明るく後味も悪くなら
ないというのが売りになっている。
ジャケにもある【ヒマワリ畑】のシーンは印象的。
ラストは正しく劇的【運命の出会い】を果たす。