つみきのいえの作品情報・感想・評価

つみきのいえ2008年製作の映画)

LA MAISON EN PETITS CUBES

製作国:

上映時間:12分

ジャンル:

3.9

「つみきのいえ」に投稿された感想・評価

Lynne

Lynneの感想・評価

3.5
しあわせになりたいなあ。
澤崇

澤崇の感想・評価

4.0
セピア色の色彩、どこかわからないような無国籍な雰囲気、隣人の気配の全くない水に沈んだ家々。自然の音しかしない広漠とした海から感じる、この上ない孤独さにも関わらず、優しい水彩のタッチと、手書きが故に直線が少なかったり、あえて写真的なきっちりとはまった構図が少ないせいか、不思議と人の温もりのような温かさを感じる作品。

とにかく劇伴曲が素晴らしかった。初めはシンプルな和音やアルペジオにのった3拍子の旋律が、夢を見ているかのような、穏やかな波に揺られているかのような情景を映し出し、思い出をさかのぼるにつれて、4 拍子+3 拍子の下降形アルペジオの曲がまるで記憶の中を旅するかのように、聴き手を落ち着きと静けさに誘う。そして、最後になって 4 拍子の曲に変わり、まるで最後にたどり着いたこの記憶こそが、長い年月が経た後も消えることのないもっとも鮮やかな現実、いまある自分の人生の出発点、生きた証、とでもいうようなはっきりとした心象風景を描いているように感じた。

この短編映画は画やシナリオとしても素晴らしいと思うが、この音楽があって初めて、老いること、生きること、思い出を積み重ねることの美しさを観る側の深層心理に訴えかける、希有な作品たらしめていると思う。

この作品を見始めたときは方丈記の「~ 世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」が頭にまっさきに浮かんで、無常感ばかりが強かったが、この作品は決してそんなことを訴えたかったのではなく、水位が上がり、人との交流も減り、自らの生の住処は自分の力の及ぶことのない自然の摂理に従って沈んでいってしまう、という極限までの孤独を通じて、そんな中でも生きてきた思い出の中に愛する人との永遠の触れ合いがあって、それを 10 年、20 年と経ってから思い返すことで得られる、明日の心の住処を築くことの希望を描いているように感じた。

なので、不思議と孤独さはあまり感じられず、最後のシーンでは、チリンという音のあとに、話し声や笑い声が聞こえるような錯覚を覚えた。

12 分と短い作品だし、セリフや言葉が何もないにも関わらず、こんなにも心にじわりと響く作品で感動。

自分も誰かの人生の中で、こんな風に生き続けることができれば、積み木のようにその人の人生の、ひとつのピースとして支えることができれば、なんて幸せなことだろうと思う。
しろ

しろの感想・評価

3.4
つみきの意味に気づくと、温かい気持ちと少しの寂しさが湧き上がってきます。

絵のタッチが優しくて好きです。
Jun

Junの感想・評価

3.7
感慨深くて切ない。
ぶん

ぶんの感想・評価

3.9
沈んでいった思い出を懐かしむ老後が物悲しいよ~

昔は良かったなぁ、楽しかっなぁ、
そんなこんなももう過ぎ去ってしまった過去なのです。そう考えると思い出は残酷だ。

僅か12分間で老後が怖くなる一瞬でした。
れいな

れいなの感想・評価

3.3
良かったって言わないといけない感じがする物語なので、とりあえず良かった。
実際意味わかんない
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