ぶちょおファンク

ぼくの国、パパの国のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくの国、パパの国(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★4.5 中盤★2 終盤★3

脚本家のほぼ自伝的な作品で、1971年のマンチェスターの小さな町を舞台にしていて、時代的にモノのデザインがステキです♪
当時の音楽なのか?流れてくるサントラも素晴らしく、
特に前半の雰囲気やカメラワーク、巧みな小ギャグ等々でセンスが光りサイコーなのに、中盤からは普通の映画になってしまったのが残念。

異文化、宗教、結婚、父の威厳とエゴ、移民、イギリス生まれの子供達、
基本は『家族』の物語ですが、
後半の盛り上げは他人を侮蔑する事で問題解決し、そこに至る過程での父の諸々の行動も心地のいいものではなかったので、めっちゃ痛快でスッキリする!って展開の脚本ではないけど、
小粒ながら面白い作品ではありました。

原題は『east is east』で、珍しく内容を上手く表した
『ぼくの国、パパの国』は良い邦題ではないでしょうか。

2017年173本目