多用されるとんでもない長回し。
狭い部屋での緊張感バリバリ会話劇。
川のシーンのもどかしい時間の使い方はまるでドキュメンタリーのよう。
観る人によっては何らかのトラウマを引っかかれる辛い作品のようにも思う。
やるせなさや痛さ、無力感。
あらゆるもので感情を殴られるが、救いはちゃんとある。
そこが良い。
橋口監督作品はちゃんと救ってくれるのがとても良い。
うまく説明できないのだけど、優しい。
エンディングで流れる「ハッシュ、リトルベイビー」は元々マザーグースに出てくる子守唄で、赤ちゃん溺愛言葉遊び唄。
歌詞検索するとほっこり幸せな気分に。