ouch128

ハッシュ!のouch128のネタバレレビュー・内容・結末

ハッシュ!(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2019.07.15

多様性とかLGBTとかマイノリティとか、色んな言葉が氾濫するこのご時世だからこそ「子どもいればなんか楽になれそうじゃね?」って軽やかに人生を考えて行ける人こそが、一番強いのかもしれない。だいぶ前の作品だけれども、今の時代に観ても遜色無く、通じる作品だったと思う。

永田さん役のつぐみ、いい演技してたなぁ。ああいう目パッチリ色白メンヘラ系の人は、適切なライティングをしてあげると本当にホラー画になる。制作当時にメンヘラなんて言葉があったか分からないけど、今も昔もストーカーのイメージは変わらないんだなぁと思った。

永田さんに限らず、ペットショップの店長しかり、病院で眉毛抜きすぎじゃった同室人しかり、声が大きくデリカシーに欠けるゲイ仲間しかり。橋口監督は「痛い人」を同居させるのが本当に上手い。普段こういう人たちとは意識して接さないように生きている自分たちにとっては、なんか突きつけてくる脅迫めいたものを感じざるを得ない。ここら辺の人たちは本編には全く関係がなくて、シーンとして盛り込む必要がないのだけれど、こういう人たちがいるからこそ映画全体にもう一つ深みが出るというか、そんなことを思いながら観ていた。昔からこのやり方は変わらないのね(恋人たちなんて痛い人たちばっかり)。