理事長

ダンボの理事長のレビュー・感想・評価

ダンボ(1941年製作の映画)
2.4
✒️あらすじ
サーカスの象のジャンボのもとに一匹の赤ちゃんがやってきた。その子象はとても可愛らしかったが耳が大きく、他の象達に耳のことを笑われ’ダンボ’とあだ名をつけられてしまう。我が子を馬鹿にされたジャンボは怒りに任せて大暴れをしてしまい、鉄の牢屋に押しこめられる。ひとりぼっちになったダンボを気にかけているのは鼠のティモシーである。ティモシーはダンボの大きな耳を見て、ふと思いついた。この耳を羽根がわりにして飛べないかしら?果たしてダンボの運命は…。


✒️感想
ダンボ実写版鑑賞に向けてアニメ版鑑賞。

初鑑賞と思って見たんですが、所々覚えてるような気がするシーンがあって、多分幼少期に鑑賞していた。

まず、ダンボが可愛らしかった。
ゾウという生き物で、耳が大きくて飛べるという発想自体面白い上に、ネズミの登場シーンが多かったり、終始セリフが少なくて、描写や演出だけで物語がわかるようになってるのは、やはりディズニー。ディズニーの味がしっかりしている作品でした。

しかしこの作品のストーリー構成として、動物視点で描かれていて、皮肉っぽくその目に映る無慈悲な人間の残酷さが最初から最後まで続きます。

言い過ぎかもしれないけれど、言ってしまえば終始いじめに近いようなことを見せられてしまっている。
その上、ピンクの象などトラウマレベルの描写もある。
なのにこれは夢のシーンなどなど所々、子供向けに楽しく作られていると感じる描写がある。

このアンバランスさに違和感が拭いきれなくて個人的には好みではない🥲

戦争時代という時代背景も相まって、今のディズニーでは作れない作品なのかもしれないとは思いましたが...

時代背景を理解した上で鑑賞するといいかもしれません。


✒️作品情報
『ダンボ』は、1941年ディズニー制作のアニメーション長編映画作品。またその主人公である子象の名前。日本では『空飛ぶゾウ ダンボ』という題名で公開された。
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