ダンボのネタバレレビュー・内容・結末

「ダンボ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

それまでの作品と見比べると明らかに低予算かつ省エネで作られたことがよく分かる。
背景などの描き込みが簡素化されているし、それぞれのキャラも(ダンボとティモシー以外は)そこまで作り込まれていない。

だからと言って駄作かと言うと、決してそうではない。
特殊な効果に頼らないシンプルな演出は創意工夫に満ちている。
サーカス団員たちの動きを小屋の外から影だけで見せるといった演出は、
動物たちから見た人間たちの「得体の知れなさ」を巧みに表現している。

誰もが号泣するであろう、檻に入った母親が
ダンボと鼻だけで交わすスキンシップは、他に何の演出も要らないだろう。

また、泥酔状態を表す例のピンクの象のシーンは、唐突だが圧巻のアニメーションだと思う。

黒人を暗に仄めかすカラスたちの歌と踊りも見事。
素晴らしいです。時代に対する痛快な風刺もありつつ、ダンボの成長譚としてその時代にあったハッピーエンドを遂げています。子供の強制かつ過酷な労働、見た目への強烈なルッキズム、父親が出てこない、成果を出せば戦闘機モデルが作られる、全て1941年のアメリカを描写しています。
悲しい。ハッピーエンドで良かった。
子どもが小さい頃に付き合いで観た。
これを観た後、私がお酒飲んでると「ダメだよ!ピンクの象さんが来るよ!」とやたら注意された覚えが。
後年、カナダのドッキリ番組「Just for Laughs」で、本当に体をピンクに塗った象を登場させてるのを見て、あれって少なくともカナダでは酔っ払ってることの象徴なのかと妙に感心した。

今調べてみたら
「ピンクの象が見える」(英語: "Seeing pink elephants")は、アルコール飲料による酩酊や麻薬などによって起きる幻覚症状の婉曲表現である。 by wikipedia
だって。使いどころの無い無駄知識をまた一つ仕入れてしまった。
ストーリー構成が非常にシンプルで小さい子にもわかりやすい。

ダンボをイメージした戦闘機を作ったという記事が新聞に載るあたり、戦時中を感じる作品であった。

物語のはじめ、コウノトリが子供を運んでくるシーンは大きくなった今でこそ理解出来る部分であった。

ダンボのかわいさには癒された(笑)
クライマックスは割とあっさりしてたけど、ダンボのキュートさとサイケデリックな泥酔シーンの魅力が上回った。

小さい頃にダンボを観てたのか観てなかったのか覚えてないからほぼ初見。
ディズニーの映画は大人になって見ると全然印象が違う。

まずとにかく健気に頑張るダンボがとびきり可愛くて良かった。ママとのシーンは思わずウルっとくる。
ダンボは終始喋らずに鳴き声だけってのもまた可愛さを一層引き立ててる。

ストーリーもそれとなくいじめや差別を匂わす筋書きで、元いじめられっ子としては感情移入せずにはいられない。コンプレックスがそのまま長所になるストーリーは王道とはいえやっぱり勇気付けられるものがあった。そこらへんについては良い記事があったので記録として下記に残す。

https://www.sun-ahhyo.info/entry/2019/03/22/210000


そしてなんといっても泥酔シーンがサイケデリックでかっこよかった。ストリートカルチャーを感じさせるフォルムと色使い。ピノキオもそうだったがカラーリングも演出も動きもストリートカルチャー大好きな自分としては反応せずにはいられなかった。多くのストリートアートの元ネタが詰まってるようで観ていてとても楽しめた。

このままディズニー映画を最新作まで追って行くつもりだが、初期作を最近のディズニー映画が超えられるのか本気で心配になる。ピノキオ、ファンタジア、ダンボはそれほどまでに自分のツボにハマった作品だった。
酔っ払ってる時の映像ヤバイ
大きな耳を持ったダンボは他の象からバカにされるが、母親であるジャンボはそんなダンボにたっぷりの愛情を注ぐ。ダンボは最後に自分が飛べることに気づき、コンプレックスが実は最大の武器になるというメッセージが強く伝わった。
ディズニー映画はアニメ版を観てから、実写版を観るのが通常なのだが、今回はバートンの実写版を観てからの鑑賞となった💡

不覚にも深夜に鑑賞したからか、有名なピンクの象の場面が長く感じられ、何度も睡魔に襲われそうになったが、基本的には、この映画は子守唄の様な「ベイビーマイン」からも象徴される親子愛がテーマの映画であるが故に親子で観るのがベストな映画だと思う💁‍♀️

そして、それはこの映画のセリフにも象徴されていて、ジャンボ親子の会話だけが、何故かセリフがなく、それが逆にダンボの悲しみを最大限に表現できている様に思う💡

そういう意味で演出面が非常に素晴らしい✨

その辺は、実写版でバートンが、違う場面で、オマージュをチラつかせてるが、色々と盛り込みすぎて、肝心の主題がボヤけてしまっていて、このオリジナルアニメ版は、そこが鮮明でかつシンプルでわかりやすく描かれているので、その点が万人受けして評価されているのではないかと思う💡

特にダンボが自分の短所を笑われている事を悲観し、泣きながらも、ティモシーという掛け替えのない親友から、何度も励まされながら、短所を強みに替えて、飛べる様になるクライマックスは感動すら覚える✨

古い映画なので、音はあまり良くないが、心温まるお話で癒されたい時にお薦めの映画だと思います👍
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