ぼむ

小さな中国のお針子のぼむのレビュー・感想・評価

小さな中国のお針子(2002年製作の映画)
4.0
【再視聴】すばらしい作品。中国の文化大革命時に、2人の青年が山奥の村で再教育を受ける。そこは仙人が住んでいるかのような綺麗な村であり、この景色だけでも見る価値がある。
お針子と2人の青年の初々しく切ない三角関係が1つの見どころであるが、この映画には隠れた大きなテーマがあるように思える。映画中では『小さなお針子』という言葉が出てくるが、タイトルは『中国の小さなお針子』ではない。この村が『小さな中国』として存在しているように思われる。
バルザックを西洋文化の流入と考えると違った見方ができるのだが考え過ぎだろうか。
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