ウルフガー

ザ・クラッカー/真夜中のアウトローのウルフガーのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

衛星チャンネルで放送されたものを視聴。素晴らしい映画だった。もっと早く観るべきだった。悪党がしがらみから足を洗えない系の映画だけど、マン監督の独特の演出とメカニック要素が冴えていて他の類似映画にない味わいがある。金庫破りの描写延々やっていてもそのリアルさから目が離せない。

ジェームズ・カーンがどうしようもない頑固さを持ったワルを演じてて凄まじくハマっている。腕っ節とかじゃないんだよ。自分の信念を曲げない漢の中の漢だった。ある意味バカなんだけど、殴り込みの前に自分の持っているもの全て破壊するんだよ。とんでもない筋の通し方。最高すぎる。

ラストのアクションはエモーションとしては最高なんだけど、もうちょいマイケル・マンの思い通りに仕上がっていないのではないか的なもどかしさはある。その後の作品を先に観てしまっているが故の不満というか。時代を考えたら充分カッコいいのだが。
ウルフガー

ウルフガー