ゼア・ウィル・ビー・ブラッドの作品情報・感想・評価

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に投稿された感想・評価

rYt

rYtの感想・評価

4.5
最高の映画。
最後の30分から始まるミルクシェークの下りは必ず観てください。
観る人によって個人差があるようですが、私はこれ以上の映画はまだ観たことがありません。油断すると画面にとり殺されそうな緊張感が最初から最後まで漲っています。しかし、映画好きの知人に観せるとだいたい全然おもんなかったと言われますのであまりお勧めしません。オスカーもベルリンも主演男優賞と監督賞くらいですし。
mtmt

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3.7
20世紀初頭アメリカ西部。主人公の石油堀りをダニエル・デイ=ルイスが演じる。石油の出る出ないの話ではなく、エキセントリックな主人公を中心とした極めて人間臭いドラマ。P・T・アンダーソン監督は構図と音響で凄まじく不穏な雰囲気を作り出し、終始緊張感を漂わせる事に成功していた。疲れるが面白いというタイプの作品。
幾何学

幾何学の感想・評価

4.0
〈再〉内容を思い出せず、二度目の鑑賞です。面白かった。内容を忘れたのが不思議なくらい。石油で一発当てる男とその息子の人生の物語なのですが、非常に男臭い。画面上に女性が現れないと言っても差し支えない。
ダニエル・デイ・ルイスが演じる、主人公・ダニエルの執着の根元がわからないのですよね。それが不気味で、魅力的だなと思った。金が稼ぎたいようにも見えず、土地を自身のものにしたいようにも思えない。原作の題名が『Oil!』なのですが(和訳は『石油!』)、彼の執着を言い表すならばまさに石油だとは思った。石油!
俳優の圧力が凄まじくて、ダニエル・デイ・ルイスはもちろん、ポール・ダノのインチキと説得力の混在っぷりは最高。あれほど殴打が似合う役者も稀だなと思います(もちろん、殴られる側です)。ラストシーンの暴力の美しさにうっとり。

このレビューはネタバレを含みます

徹底した役作りの、ダニエル・デイ=ルイスは凄まじかった。

頑なまでの頑固なダニエルは典型的な昔の男であった。
常に緊張感が張り詰めたダニエルには息苦しさを感じた。けど、ラストの息子が去っていき昔の回想シーンにはやはり子を持つ親の気持ちがあったんだと安心と切なさを同時に感じた。

有名なシーンには震え上がった。血管がいつも浮き出てて顔が血走ってるダニエル・デイ=ルイスは怖いという言葉しか出てこない。
MITATI

MITATIの感想・評価

4.9
ptaは大好き。本作も良かった。
007

007の感想・評価

3.5
記録
全てを手に入れるつもりが、全てを失っていく男。石油と炎と金に塗れた男たちの世界を描く。舞台は古いけどやってることは新しすぎる。

男たちは何かを見失ったまま、1つを追い求める。すると彼らの世界と人生は狂っていく。そして彼らの心はときどき爆発する。ちょうど石油みたいに。

この監督の映画は果てしなくゴージャスだ。今回も「爆発」のシーンはゴージャスすぎて涎が出る。そんな映画撮ってみてえよ。その他ポール・ダノの怪演、ダニエル・デイ=ルイスの狂演、素晴らしいです。映像になっていない「ミルクシェイクと長いストロー」のイメージがこんなに目に焼きつくとは。
ほぼマッドマックス地獄のデスロード…油田を求め、血をめぐりミルク飲みつつ争う痛快映画だった。
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