オカルトチャンピオン

ボビー・フィッシャーを探してのオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

勝負の世界に身を置くってことがどれだけ大変か。
大人は子供に負けないように教える。
負けるってことは死と同じことだから。
でも子供が本当にそう感じているかはわからないよな。

よく子供がやってる将棋大会なんかでも負けて悔しくてボロ泣きしてる子供いるけど、あれは大人たちがかけた呪いなのかもしれない。
負けたらお前に価値はないんだと。
多くの大人たちは敗者だから自分たちのようになるなと植えつけるんだよな。

子供は成長過程で悔しさを学ぶわけで、誰もが同じマインドでいるわけじゃない。
誰かを蔑んだり、仲のいい公園の人たちを下に見たりなんかしたくないんだよ。

大人たちが勝手に子供たちの中にボビー・フィッシャーを探しているだけなんだ。

チェスのルール全然わからないけど、これは勝負の世界で子供を支える大人たちのはなし。

ジョシュのあの散らかり放題だった部屋が綺麗に整頓された部屋になって、こうやって子供は自然に成長していくんだなと思った。っていう感想。