とも

ボビー・フィッシャーを探してのとものレビュー・感想・評価

4.0
天才チェスプレイヤーのジョシュウェイツキンの話。実話。
タイトルのボビーフィッシャーは、これより前に活躍して彗星のように消えていったプレイヤーらしく、ジョシュはボビーフィッシャーの再来と言われる。

天才だけど、心がとても優しいジョシュ少年。最初はお父さんに恥をかかせないように、わざと負けたりする。

でも両親もジョシュのチェスの才能を見いだす。お父さんはちょっと強引、お母さんはどんな時でも怒ったりはしない。目指すべき方向は同じでも、教育方針は異なる。
ただ、少年は周りに勝つためにチェスをしているのか…。そして、チェスを優先するあまり、学業が少し疎かになって…。難しいですね。

そして、ジョシュのチェスの2人の師匠。
ストリートチェスで積極的な攻めが特徴のローレンスフィッシュバーン、王道なベンキングズレー。この2人がすごく良い。

すごく有名な映画ではないと思いますが、誰も悪い人もおらず、見終わった後、心が温まるし、隠れた名作なのではないかと思います。
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