菩薩

任侠外伝 玄海灘の菩薩のレビュー・感想・評価

任侠外伝 玄海灘(1976年製作の映画)
3.9
唐十郎が撮影で実弾を使用しパクられて炎上商法を狙ったもののコケたでお馴染みやつ。確かに話も終盤に連れグズグスになっていくし安藤昇のリサイタルショー状態に突入した時はどうしようかと思ったが、寺山がフェリーニなら唐十郎はパゾリーニだってくらい話も絵面汚くて最高、もうグッチョグチョのビッチビチ。宍戸錠、安藤昇に挟まれる根津甚八のベビーフェイスが映える。腐った蛤は女性器、マッコリは精液、日本も朝鮮もどっちもどっちで人間なんて皆汚ないって事なのかと思ったが、DHC会長のご意見を頂戴したい。返り血が似合う安藤昂、便所の床を舐める根津甚八、ウジ虫が浮かぶ味噌汁、ヘドロに浮かぶ李麗仙、母親のミイラと暮らしてる気狂いはまんま『サイコ』?大久保鷹はブルース・リーの映画に出てくる悪役みたい、常田富士男はほぼ蟹江敬三。アングラ演劇とATGは混ぜてはいけない。
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