ほぼ表情のないアラン・ドロン。情婦に会ってもピストルを突きつけられても。階段を上り下り、路上や地下鉄を歩く歩く。動く歩道と最初に殺されかけた鉄橋?で走っていたような。密売人から序盤に拳銃を手に入れたり終盤にナンバープレートを付け替えてもらったりまたしても拳銃を購入したりする際の車庫入れまでの車の走行シーンと車庫から出る走行シーンはそれぞれカメラ位置が違うが、序盤のそれと終盤のそれは全く同じ構図。車も同じ(あの無数の鍵に合う車種なのだろう)。ドロン不在の部屋に盗聴器を仕掛ける刑事二人は無言でテキパキ作業(『仁義』でも宝石店で無言のテキパキ作業あり)。正面からのドロンの二枚目ショット。