HitomiAizawa

サムライのHitomiAizawaのレビュー・感想・評価

サムライ(1967年製作の映画)
3.5
オープ二ングのグレーブルーな部屋、メルヴィル初のカラー作品で‘サムライ’を感じたのはこのひとつの贅沢も感じないペンキも剥げ落ちた粗野なアパルトマンからでした。

そこには唯一点、美しくさえずる小鳥がいるだけなのです。クレジットタイトルが終わった頃、ベッドから全く動かないアラン・ドロン演ずる‘サムライ’のジェフ・コステロは身を起こし仕事に出かける、そう、殺しの仕事に‥

そこまでの下りが凄く格好いいだけに、車を拝借するシーンで、おびただしい数を連ねる鍵の束🗝を一本一本地道にさし、回ったらエンジンがつくョ!って作業にエッ😮?って驚きました、色男のクールな表情無くしてはコントにしか見えないようなシーンなのです!

このシーンはもう一度出てきてやはり面白いですが、警察がジェフの部屋に付けたバレバレな盗聴器もまた時代を感じさせます。当時は皆大真面目なわけですから勿論それで良いのです☺️
わからなかったのが、殺しをした後アリバイまでは完璧なのに、何故ポーカーをしていて警察が来て直ぐに容疑者にされたのか?

1人孤独に傷ついた腕を自ら手当し、小鳥にエサをあげる‥見ていて気の毒になりました、だって彼はとても美男子ですものねぇ