Shizka

真昼の決闘のShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

真昼の決闘(1952年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

一件保安官は町の誰からも親しまれているように見えるが、実はエゴイスティックで、誰よりも決闘を望んでいるように見える。

もちろん彼の心中では「奴らが戻ってきたら町はまた荒れるんだぞ」と思っているから無理にでも残って決闘するんだろうが、それを説得できてない。

町の住民の中には悪党?が戻ってくるのを歓迎しているフシもある。ここに、保安官っていい奴なのか?という疑問が浮かんでくる。それがこの映画最大の見どころだ。エゴか街のためか妻のためか、、しっかりと判断できていないところにヒーローっぽくない、人間くささが出ていてとても良かった。が、

決闘がトロくさすぎる。モタモタと何をやっているんだか。演技すぎるし、魅せる描き方もされていない。モタモタモタモタと何だかねえ、臨場感がまったくないぜ。

リアルに時間が経過する、ただのレールのカットを何度も見せることで不安を煽る、いろいろな心理描写が描かれているが、決闘が始まったらもうこの映画はダメだった。
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