狭須があこ

日本沈没の狭須があこのレビュー・感想・評価

日本沈没(1973年製作の映画)
3.2
1973年でも日本はシンゴジラやってるの面白過ぎない?そうかぁ~、やっぱりシンゴジラって災害なんだね。

実際に沈没していくシーンよりも圧倒的に多い、人間同士がやりとりするシーン。
なぜそれが起こるのか?の理由を、めちゃくちゃ説明してくれます。もうほぼ理科のビデオですわ
パンゲアとかプレートとか、1000000年ぶりに聞いた。

「国民の生命と財産を守るとは、一体なんなのか?」というテーマとともに、実際に日本が沈没するならどの辺りに問題が発生するのか?って具体的に想像させてくれる映画でした。
ほらハリウッドなら、映像のリアルさとか、パニックのなかの英雄の爆誕みたいなとこに焦点を置くじゃん。

英雄は居ない。
リアルなのは映像でもストーリーでもない。
「これが起こったら、きっとこうなるな」を考えてしまうリアルさは、「あー真に迫ってて怖かった。さすがだな」で終わる洋画とはまた、一味違う魅力だなと思います。

てかなんか、これをリアルと思ってしまうくらい今も日本は地震大国なワケだしね。あんまり非現実的な話でもないんですよね…
こわっ。
狭須があこ

狭須があこ