ベルリン・天使の詩の作品情報・感想・評価

ベルリン・天使の詩1987年製作の映画)

Berurin Tenshi no Uta/DER HIMMEL UBER BERLIN

製作国:

上映時間:128分

ジャンル:

3.9

あらすじ

ベルリンの街を見下ろす天使たち。彼らは地上の人々をずっと見守り続けてきた。ある日、天使ダミエルは、サーカスの空中ブランコ乗りの美女マリオンに出会い、恋をする。人間に恋することは、天使の“死”を意味するのに……。

「ベルリン・天使の詩」に投稿された感想・評価

少し前に観たドキュメンタリー、
"ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ"は
好きな'音楽もの'だからというのもあったけれど、素人目にも編集が素晴らしいなと思った。

"パリ・テキサス"では、荒野をトボトボ彷徨うトラヴィスに切なさの極みを見せつけられ、どうしようもない男のやるせなさを知った。

ヴィム・ヴェンダースがすごい監督というのはわかっていた。

ずっと気になっていたけれど、、
よし、今だ! 満を持して再鑑賞。



誰かに宛てた手紙なのか、日記なのか、思いを綴る独白のようなプロローグ。
学生時代、第2外国語がドイツ語だったので、懐かしい響きと文字。


モノクロの画面からは、人々の心の声が聞こえる。

電車の中で
車の中で
図書館で
サーカス一座のテント小屋で…

本音と建前、思い悩む人々。
そんな人間に寄り添う天使達。

そう、ベルリンには見えないけれどたくさん天使達がいて、人間を見守っていた。

東西冷戦時代のドイツ・ベルリン。

人間に憧れる天使ダミエル役のブルーノ・ガンツが素晴らしい。
彼のことはヒトラー役を観てからすっかり嫌いになってしまったのだけれど(それだけ演技が素晴らしいということ!)、この役は素敵だった。
ダミエルと同じく天使のカシエル(オットー・ザンダー)が向こう側へ行きそうで行けなくて、、

ダミエルの憧れる人間の女性、空中ブランコ乗りのマリオン(ソルヴェーグ・ドマルタン)が美しいこと!

途中のニック・ケイヴのライブにはびっくり!ぶっ込んで来るな…笑
めちゃくちゃカッコよかったけど。
ライブ会場で何故か日本人の女の子達、日本語のセリフ。東京、京都、、?
監督、日本贔屓なのか?

ピーター・フォークが本人役で出てくるのだが、このキーパーソンがまた良い味を出すんだ!
この人の役割がわかった時、"なるほど!"
と心から腑に落ちたので思わず声を出してしまった。
それまで結びつかなかったパーツがぜんぶ繋がった感じ。そういうことか。。

少しクセがあるんだけど、味わい深いコーヒーのような作品。

大人だけにわかる人生の深みをヴィム・ヴェンダース特有の表現で見せてくれる。

昔観た時はさっぱり良さがわからなかったなぁ。。子どもだったのかな、きっと。


モノクロの世界からカラーの世界に踏み出した、ダミエルの表情の変化!
同じ俳優か?と思うほど。。

永遠の命も、傷つかない心も、体もいらない。見ているだけはもう嫌なんだ。
痛みも、寒さも、匂いも、色も。
生活、重さ、リアリティ。そして、愛も。全てそのままを、感じたい!味わいたいんだ。。

それこそが人生!

いかにもドイツらしい。
いかにもヴィム・ヴェンダースらしい。


素敵な作品にまた出逢えた!
















MEMO(素敵だったセリフの備忘録)










一人でも人といても私は寂しくなかった。
寂しさを感じたかった。
寂しさって自分を丸ごと感じることだから。ようやくそれが言える。

偶然はおしまい。

私は決心している。

by マリオン
永劫の時に漂うよりも自分の重さを感じたい
傍観者から実践者へ

たばこを吸う、コーヒーを飲む、一緒にやれたら言うことなし、絵を描くのもいい

モノクロとカラーの世界

子供は子供だったころ
mtmt

mtmtの感想・評価

3.8
初めは難解系映画だと思っていたけど、鑑賞しているうちに徐々に味わい方が分かって引き込まれた。ヴィム・ヴェンダース監督のドイツという国、ベルリンの街に対する想いが感じられる。映像は室内屋外移行やそれぞれの俯瞰など撮影アングルが素晴らしい。特にサーカスとニック・ケイヴのライブシーンは物凄く良かった。
Henrye

Henryeの感想・評価

2.0
眠くなれるかなと思ったけど眠くなるを通り越す退屈さだった ちゃんと観たけど画の美しさ以外の内容が記憶にない
にむう

にむうの感想・評価

3.9
西ドイツ・フランス/127分

【※過去のレビューのコピペです👐】
【※核心部分のネタバレではないですが、すてきなだなと思ったシーンの演出についてわりと具体的に書いています。】

この映画で言う天使というのは、後ろ髪をちょこんと結んでいて、 子供にしか見ることができないおじさま達のこと。
基本的に天使からみた世界はモノクロ、人間から見た世界はカラーで描かれた作品で、さらにとあるシーンではモノクロだった画面がぱーっと色づいていくというすてきな演出も。

まさしく天使の詩というかんじの詞的な台詞もよかったです。

壊される前のベルリンの壁もうつっているよ
人生の岐路を見失ったときに、観たい映画だったので、観ました。

美しかったです。やはり一言では言い表せないですが、この映画に出会えて良かった、と思えました。
自分って一体なんなのか、孤独って一体なんなのか。それも考えさせられる映画です。
大まかに言えば人間の形した天使が、ある日サーカスの女性に恋をする、そんな素敵なお話です。
kuro

kuroの感想・評価

4.0
再鑑賞
rubiokishi

rubiokishiの感想・評価

4.6
ほんとに、素敵で美しい
kano

kanoの感想・評価

4.6
この映画に出会えて良かったな〜と思いました。それほど大好きです。
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