ベルリン・天使の詩の作品情報・感想・評価

「ベルリン・天使の詩」に投稿された感想・評価

knkne

knkneの感想・評価

4.0
詩的な表現でむしろ映画というよりも長い詩。音楽も悪くない。
飛び交う様々な言語や移り変わるモノクロとカラー。面白いカメラワークもあったりで意外と長さは感じなかった。
「時が癒す?時が病気だったらどうする?」のセリフとラストの観客に向けてであろうセリフもよい。

どれだけこの映画が壁崩壊に影響を与えたのかは定かではないが多くの誰かの何かのきっかけになる作品が存在していることが貴重なことでしょう。
ロックバンドが良い感じにダサかった。
セリフは極端に少ないけど、映像が語っている作品。あたたかい。
maniacchef

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3.4
がっつり見入って筋書き追うよりは、雰囲気を楽しむような見方をすると良いのでは。台詞の一部についてぼんやり考えたり、当時の時代背景を追ったりと楽しみ方は本以外にもある。
天使に励まされたい人に。

他の人のレビュー見てて気づいたが、やっぱりあれコロンボの人だったんだな。
潤

潤の感想・評価

4.8
『ハウス・ジャック・ビルト』からブルーノ・ガンツ見たさに。
饒舌に満遍なく、だが平坦な視点のモノクロと、鮮烈で一瞬のカラーの対比が良かった。
コロンボとニック・ケイブにびっくりした。
次郎

次郎の感想・評価

4.7
ベタで詩的過ぎるという指摘はその通りなんだろうけどそれを踏まえた上で最高だった。1987年という壁がまだ存在したころのベルリンという、モダンな建築群と戦争の爪痕を残す空地、子供たちとサーカス、そして天使のモチーフが多数埋め込まれた街並みがかくも美しく切り取られている。聖と俗の対比がありながらも、その両者を優しく包み込む世界観。ホメロスから現代文学までを一本の糸に結びながら、その瞬間でしかない人日の生と感情を丁寧に肯定している。

前半部だけなら単に詩的で芸術性の高い、抽象度の映画というだけで留まってしまうところなのに、元天使で本人役という設定の刑事コロンボが俗への入り口を務め、クライマックスではニック・ケイブの最高にヒプノティックなポストパンク・サウンドが鳴り響く。 From Her To Eternity、カッコ良すぎ。

https://www.youtube.com/watch?v=QSia5QE3rZ0

これから何年か経って、ふとした瞬間にこの映画を観れたことを喜べるような、そんな作品。
詩的で美しい作品。好みではないけど最後まで目が離せなかった。

こっちに来たらいいのに。話ができたらいいのに。友達だからさ。兄弟。

の元天使おじさん好き。
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