ゾンビというと今はもう「ウイルス感染によって凶暴化した死体」ってイメージだけど、この作品の死霊は呪文によって蘇ったオバケであって、それがむしろ新鮮だった。
アメリカ映画界においていかにも殺られそうなチャラついた若者たちが遊びに行った森小屋で死者の書により復活した死霊に襲われる、それ以上でも以下でもない。
死霊たちが朽ちていく時の生ゴミっぽさは気持ち悪すぎた。ストップモーションがスゴい。1981年当時の映像技術の限界がむしろグロさを強調してる。
血の描写の控えなさがいっそ清々しい。
サム・ライミの「俺はこういうのが撮りたいんじゃい!!」って気持ちが詰まってる。
自分のやりたいことをやり抜く大切さを学んだ。