どんでん返しもやり過ぎると失敗、という見本というところか。
G.ハックマンのチームの宝石強盗でスタート。
男3人に女一人のチームが、手慣れた様子で宝石店に入り、ショーケースや金庫からごっそり金目の物を盗む。ただ、一つの失敗は、G.ハックマンの素顔が防犯カメラに映ってしまったこと。「面が割れている」として今後の仕事もしにくくなるのだ。
強盗そのもののネタを見つけてくるやくざ元締めのようなダニー・デビートに使われているチームだが、次はスイスに空輸される金塊を狙えとの指令が。しかも、ボスの甥っ子（S.ロックウェル）を見張りにつけられる。
足を洗いたい、だがお金がいるG.ハックマンとチーム。結局は金塊強奪を強行するのだが・・・
いやまあ、その道のプロがそろってるのかもしれないけれど、金庫はあけられるわ、巨大トレーラーは運転できるわ、しまいにゃ金塊を溶かす炉も技術も持ってるってどうなんだー！
空港の警備をくぐりぬけるシーン、空港から逃げおおせるシーン、路肩での警官とのやり取りなど、ひとつひとつは面白い場面があるのだが、それをつなげたところで一つの面白い映画になるわけではないんだよねー。
結局銃撃戦かい、っていうツッコミを入れてしまった。
空港も出入りの警備が厳しいわりには、滑走路に応答してこない航空機があやしいバンを伴ってぼんやり停まっていても何もしないし、ダニー・デビートチームも弱すぎるし・・・
ジャケ写にひっかかったいつものパターンでした。笑
