透明人間になった男が、次第にさまざまな犯罪を重ねていく往年のSFホラー映画。子供の頃に見たことがある作品だとは思うけど、見返してみると、内容含め、なかなかグロテスクな話だった。
良く出来てるなと思ったのは、透明人間になるまでの過程の映像表現。まずは皮膚が消えて、それから筋肉が消えて、最後に骨が消える。この段階的な視覚効果は今見ても凄い。
感想としては、敵も味方も行動に粗が見えすぎて、あまり面白いとは言えない。でも、スリリングな展開で、最後までそれなりに緊迫感がある。年代を考えると、映像や見せ方の完成度は高いと思った。