坊主の息子だとよく分かる映画。植木等の映画をやっていると日本映画専門チャンネルで見つけて従来のクレイジー映画と思いきや、冒頭から両足切断シーンがタイトルクレジットと共に映し出され、従来のクレイジー映画と違うぞ感が爆発。波乱万丈な人生を描く。見捨てた人と戦後再会して事業して裏切られ、嫁にもなんとなく裏切られとかなり悲惨。ただ、主人公の年齢が植木等の年齢よりおそらく若い。植木等の年寄り感が強くてどうも違和感が激しい。ラストでのお坊さんの姿とお経を読んでいるのが堂に入っている。宇都宮雅代が惚れるのが今一つ不明。植木等が真面目な人なんだろうなぁという気持ちがわかる映画ですね。