Tig

ドニー・ダーコのTigのネタバレレビュー・内容・結末

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


さすがに不親切すぎます!!
自力ではどうあがいても解読出来ず止む無く解説のMP3ファイル買いましたよ…
ブルーレイ版の監督解説を観ないとどうあがいても推論にしかならない、肝要な部分が明示されていない作品だそうな。。監督が自分で考えた架空の理論タンジェントユニバースや未来からの存在による主人公以外の人間の操作があった事なんて、明示しなければわかるわけない。お前の頭の中までわかるかい!
当時映画館で観た際には全く明示されなかったので当然僕の小さな脳ミソでは理解できるわけない^_^;

ただこういったややこしい前提条件を把握した上で観ると、色々な伏線が随所に散りばめられている事がわかりおお〜!となります。劇中の楽曲も色々な事を暗示していたりします。

青年が自分の命を犠牲にして消滅しつつある世界を救うというプロット(これは解説なしでも何となくストーリーを追っていればわかります。)や、自身のブラックホール?精製能力(元の時間に戻る能力)の発芽とそれを行使した際に待ち受ける死に早い段階で気づいていた事、彼が何故その行使を受け入れたのか等全て解明されます。

でも未来からの存在はズルいわー。

散々愚痴りましたが、個人的にはドニー・ダーコを観ていると、この年代ならではのセックスに対するプライオリティや自分を大切に思ってくれるパートナーの重要性を思いおこさせます。そして失った時の喪失感。
その時自分ならどうするか?等と考えさせられます。いやそこまで考えてないか…

青春要素に、時間軸の遷移をはじめとしたSF要素、デウス・エクス・マキナのような禁じ手、サスペンス要素をぎゅーっと詰め込んだ作品ですが、いかんせん面倒くさかったです。
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