トランスマスター

ドニー・ダーコのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
3.0
精神を病んで投薬治療をしている主人公との前に出現した銀色のウサギや美人の転校生、アメリカらしいいじめっ子、中国人のいじめられっこ道徳にうるさい教師、胡散臭い自己啓発講師、謎の老婆などキャラの濃い人物が織りなすタイムスリップ物語。
いたるところに重要なポイントがあり1回では理解できませんでしたしかしジェイク・ギレンホールの悟りきった表情・思想・行動に共感を得られる作品です。

◆良い点/注目ポイント
ジェイク・ギレンホールの胡散臭い自己啓発セミナーの講師への質問は、本当にツボにはまる面白さ困惑する教師とのやり取りはまさにコントの領域です。また目が笑っていないのに口元だけ笑う表情はまさに草生えるを表情で表現している。
・転校生の席決めで教師が1番かわいいと思う男子の隣に座りなさいという提案。あれで隣に座られたらラッキー確定です。
・毎度毎度アメリカのいじめっ子は理不尽ないいがかりをつける。これは20年間以上変わらない。
・制服のある高校で女子の制服がエヴァの学校の制服と色違いです。
・ドリュー・バリモアのむっちりした二の腕がたまりません。

◆改善点
・内容が難しく一筋縄ではいきません。

◆総括
・ストーリーはさておき精神病なのにかわいい転校生と付き合ってるし社会性も兼ね備えている面もいいですね。『ナポレオン・ダイナマイト』のようにいじめっ子が粋がっても主人公に華麗にスルーされて空回りになっている点も見どころです。