このレビューはネタバレを含みます
Slutってみだらな売春婦という意味でよく罵る時に使われるけど、逆に男性にたいしては同じような意味を持つ言葉がない。男性視点のフラれ系映画は全く共感できない。しかも一切お金返してないのにレーベル立ち上げてレコード出したり、葬式の帰り女性からセックスを誘われてヨリを戻したり、こんな都合のいい女性像を描くことに軽蔑する。たぶん、それが狙いなのかもしれないけど最後の相手のためを”想って”ミックステープを作る悟りも微妙。喜んでもらって成立する関係というか、NO(嫌いとか気に入らなかった)と言い難い強制的な行動のような気がして終始イライラしてしまった。
リサ・ボネットファンとしては、彼女との展開に期待してしまいあっけなく終わってしまったので残念。ただ、ジャック・ブラックのキャラが最高に愛おしかった。気性激しいけど憎めない。Let’s Get It Onの歌唱力に惚れ惚れ。