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宇宙兄弟のmatchypotterのレビュー・感想・評価

宇宙兄弟(2012年製作の映画)
3.7
原作コミックを読んでないからその辺の答え合わせみたいなことはできない。
思ったより評点が低いのは、それな気がする。

作品自体は夢とロマンが詰まってる作品だった。
男の子なら一度は夢見る宇宙。
その宇宙規模の夢を、ただの夢に終わらせず、ただただ好きと言うだけで突き進んだ2人の男兄弟の話。

好きな気持ちだけでひたすら止まらず進んで見事に宇宙行きを決めた弟。
途中で道を見失い、宇宙の道を諦めた兄。

弟にけしかけられ、“約束”を思い出し、再び宇宙への道を歩まんとする兄。

月に行った弟の壮大なスケールの冒険と、それと並行して宇宙飛行士の厳しい試験を受ける兄。
この前途洋々な弟の月、と、前途多難な試験の兄。

これが並行して、あっちとこっちでそれぞれ、宇宙と地上で切磋琢磨する物語。

コミックのビジュアルは知ってるが、小栗旬と岡田将生、この2人のフィット感がスゴい。

岡田将生がほんとカッコ良過ぎる。
笑顔が素敵だし、夢を叶えてとにかくキラキラしてるし、兄想いだし。

小栗旬も、体たらくな兄かと思いきや、火がついた時の根性、熱意がすごい。アツい。

この2人の再現度というか、コミックならではと、現実感の間で見事に実写化させたというか。素晴らしい役者だと思う。

JAXA、NASA、と。NASAはどこまでかわからないけど、JAXAはたぶん本物ロケ。
宇宙設備や装備、かなり本格的に仕上げた。

そして、ロケット打ち上げや海外ロケと思われる世界規模の景色、月面でのシーンなど、スケールがここまで壮大に描かれてるとは思ってもみなかった。
さすが東宝。

子供の頃から思い描いたことを叶えて仕事にできる。
そして、その仕事はその夢に違わず自分にとって適職で、楽しくて仕方がない。
そんなこと、憧れでしかない。

本当に楽しそうな日々人を観てると、好きな仕事ってこう言うことを言うんだなと思える。

自分の小さい頃の夢は「ウルトラマンか仮面ライダーになりたい」だったので、どうしたらそれを仕事にできるか、そして、それを楽しくて仕方がないと思えるようになれるか、真剣に考えようと思う。

、、、とにかく、夢を追うことの大切さと言うのか、宇宙をまたにかけた夢。
ロマンに満ちた作品。
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