☆☆チラリズムが活きたエイリアンクラシック。将来、宇宙の惑星探査はしたくないと思った作品(笑)
学生時代、彼女との初デートでこの映画をみにいった。
彼女が怖がって腕をつかんでくるだろうとか、そういうベタな淡い期待があったわけではなく(少しはあったかも笑)単に、当時話題性があったから。
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「船内に地球外生命体がいる」
クローズド環境下の宇宙船内において、これほど、脳内の恐怖指数がMAXに跳ね上がる状況は無い。
宇宙船に乗ったことはないけど、そう思う。
しかもそいつは、卵から生まれたすぐの幼虫の頃から人の口に無理やり張りついて、そのまま腹のなかで成長し、腹を食い破って出てきて、どんどん成長し、今度は人を襲いだす。
傷つけると血液が強力な硫酸で、船内の床とかどんどん溶け出して止まらない。
もう、最悪の生命体。
ちなみに、地球の昆虫のなかには他の虫に寄生し、宿主を食って成長するやからもいる。
あながち宇宙全体で考えると、同じような生態の生物もいるかもしれないと考えると、ぞっとする。
絶対、宇宙船には乗らないと誓う(笑)
映画としては、視覚効果のチラリズムが怖かった。
暗闇にぱっと光があたった瞬間だけ、エイリアンのおぞましい姿がちらっとだけみえる。
これがよけい怖さを助長する。
人ってチラリズムに弱いのよ。
このエイリアンが後続のSF作品に影響を与えたことは言うまでもなく、自身のエイリアンシリーズも出続けた。
ちなみにシリーズ2作目の「エイリアン2」は、エンタメ請負職人のキャメロン監督により、1作目とはまったく違うテイストの作品となった。
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エイリアン1作目が劇場公開されてから、もう40年以上が経つ。
彼女とのデート内容はまったくおぼえていないけど、この映画はいまだに記憶の中にある(笑)
やはり映画って、いいですね~
さいなら、さいなら、さいなら(クラシック作品レビューのお約束締めの言葉)