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エイリアンのYUTAのレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
4.8
私がSFホラー好きになるきっかけとなった映画!
今でもその影響を受け続けてる映画!

そう『エイリアン』!

久しぶりに観直しましたが
何回観ても最高に面白いです😆

本作が様々なジャンルに与えた衝撃は計り知れない!映画はもちろん、アニメや漫画、小説、ゲームなど多くの芸術作品に強烈な影響を与えた、これぞSFホラーの金字塔!『エイリアン』以前と『エイリアン』以後では、アートの世界のみならず、私たちが生きるこの世界までも全く違ったらものになったと思います!それだけ『エイリアン』は今では当たり前のように認知されていますし、そもそも"エイリアン"という単語を、人間を襲う、人類にとって脅威となりうる地球外生命体として定着させたのも本作のおかげですし、エイリアンと聞けば、H・R・ギーガーによるあのおぞましい造形を思い浮かべるのもやっぱり本作のおかげなんですね。

これほど多方面に影響を与えた映画も数少ないですが、おそらく『エイリアン』という作品は、やはりスイスが世界に誇る天才デザイナー、H・R・ギーガーがいなければこれほどの大作にはならなかったんじゃないでしょうか。もちろん、監督のリドリー・スコットや原案のダン・オバノン、製作のウォルター・ヒル(彼はその後、エイリアンシリーズ全作に製作として携わっている)、主人公のシガニー・ウィーバーなどが超重要人物なのはそうなんですが、やはり映画というものは視覚芸術ですから、目から入るインパクトが重要なのは当然!そういう意味では、強烈なビジュアルのエイリアン造形は、めちゃくちゃ重要な要素であるし、その生みの親であるH・R・ギーガーが最重要人物であるということは言うまでもないです!

エイリアンエッグの卑猥さ、フェイスハガーの気持ち悪さ、チェストバスターの恐ろしさ、そして成体エイリアンの絶望的な恐ろしさ・おぞましさ。どの形態の段階でもとにかく不快で不気味で気持ち悪い(褒め言葉)!。最初の犠牲者であるジョン・ハート演じるケインがチェストバスターに腹を突き破られるシーンは、小学生の頃に初めて観た私にとってあまりの衝撃でしたし、エイリアンの血液が強酸性という設定にも驚きました。また本作ではほとんどアクションシーンはありませんが、一人でエイリアンと対峙するシガニー・ウィーバー演じる女性主人公・リプリーも魅力的で、ウェイランド・ユタニ社のロゴが入ったつなぎを着た姿は最高にかっこいい!

もし本作が生まれていなかったら?

そんなこと到底考えられない!

ジョージ・A・ロメロ監督『ナイト・オブ・ザ ・リビングデッド』が生まれていなかったら?と同じくらい考えられない!

それくらい本作にいまだ強く影響を受けていますし、これからも受け続けるんだと思います。『エイリアン』以前と以後で世界中の様々なカルチャーが変わったのと同じように、『エイリアン』鑑賞前と鑑賞後では私自身も全く変わってしまったわけです。

SFホラーの金字塔であり映画史に残る不朽の名作である本作はこれからも多くの作品や人々に影響を与え続けるでしょう😌
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