どーもキューブ

ミンボーの女のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ミンボーの女(1992年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

伊丹監督、アップの極み


脚本監督伊丹十三。

素晴らしいコメディです。

毒が有り、リアリティ抜群。

ミスター東宝、宝田明支配人ホテルに押し寄せる怖い人達。

たじろぐビビリ

やはり良い役者さんです、和製ジャックニコルソンこと大地康雄。

大地さん、村田さんコンビのビビリから毅然の成長のオモロさ、下唇がプルプルしてます必見。

素晴らしい手腕の宮本信子のまひるが、ホテルを救う弁護士に。

他作品とくらべ失敗を受け止める厚い優しさが染み入ります。

フロントの三谷昇や中尾だよ

ニン伊東だよの素晴らしい顔面

凄みと怒号。

伊丹演出の顔アップはよりぬき抜群のチョイス性をもち画面上に力を感じます。ズレない適役。

何気にきたろう、
渡辺哲デカ、
朝岡美嶺嬢、
チョイ出櫻井淳子必見。

まひるの痛快な快進撃は伊丹コメディの真骨頂。

音楽の本田俊之さんの音色もいいですねー。

伊丹監督の有志勇志な力作コメディ。

素晴らしい着眼の鋭さは今の邦画界に希有な存在を永遠に放つであろう。

伊丹監督の顔面演出な痛快娯楽作品です。

ステイクール!

追記
伊丹監督の身銭きったある意味のヒーローもの。

民暴対暴力団

というタブーに近い黒い物語を斬りつけられた伊丹監督が、渾身をもって描く。

本作で命を奪われかねない傷を受けます。

斬りつけられた伊丹監督の姿を一生忘れられない。

監督生命をかけ、命をかけて撮ったある意味問題作でもあると思います。

だって過去にも未来にもない、独自作品を撮り続けた伊丹作品だから。