少女たちが木立の中でピクニックをするシーンはもちろんとして、全編を通して気怠げな雰囲気のある、白昼夢のように美しい映画でした。
ミランダたちの消えかたもね、派手な演出は何もなく本当にふっと風が通り抜けたみたいな感じでいなくなっちゃったのが良かったです。
少女(とメイドの女性)がコルセットの後ろ側を他人に結ばせるシーンが印象的ですし、後日戻ってきた少女はなぜかコルセットだけ無くしてしまっていたし、消えた女教師は下着姿で岩山を登っていたとかいう証言もでるし、このあたりを軸に何が言いたい映画なのかを考えてみたら面白いとも思うのですが、なんていうか「そっかあ…」って感じで観るのが良い映画のような気がしましたね。
少女は気怠げなのがいちばん綺麗です。