よー

πのよーのレビュー・感想・評価

π(1997年製作の映画)
3.8
「レクイエム・フォー・ドリーム」を観て
ダーレン・アロノフスキー監督繋がりで。
これも好きでしたわよ!!!

タイトルからして数学の話ですよね、
っていうのは分かるんだけど、
主人公のマックスが追い求めている
数字に関しての話は全くついていけません。
そもそも頭悪いというか数学苦手というかね…

でも、そこは意味が分かんないとしても、
とにかく数字に執着している男、
というのが観ていて飽きませんでした。
「レクイエム・フォー・ドリーム」はもう
この時から始まっていたんだなぁという
気持ちのいい編集のテンポ感と、
効果音・音楽の使い方で続く緊張感。
キーボードの音とか好き〜〜〜。←

オープニングの音楽からかっこよかった。
これまた映画館で観たくなる映画でしたなぁ。

あと、今までも何本かは観てるけど、
モノクロ映画ってこんなにも
あらゆる光を印象的に感じるものなんだ。
というのを感じました(今更ですかね…)。
太陽の光はもちろん、
中盤あたりで部屋の照明がチカチカするシーンとか
すごく頭に残ってる。好きだったあのシーン。

物語自体がどうっていうより、
作品に惹き込まれていく感覚は
「テネット」と似てる気がしたよね。
難しいことを扱ってるからそう感じるだけなのかな。

ソルの指にπのタトゥーが入ってたのも
好きだったな。

ラストシーンは、現実なのかなぁ。
どうなのかなぁ。

とりあえず、監督の作品好きだなと
改めて確認ができました。笑
よー

よー