このレビューはネタバレを含みます
ディカプリオとクレア・デインズの美男美女カップルは素晴らしいけれど…全体的なチープ過ぎる雰囲気にどうもついていけなかった。
有名な水槽ごしのシーンはとても綺麗で、ロマンチック。
しかし現代風のいきすぎたアレンジのせいで、まとまりがないように感じた。
二人の愛を語るシーンは恥ずかしくなるくらいロマンチックなのに、それ以外のチンピラたちの乱闘シーンがダサい…。
おそらく、原作をちゃんと知らないのではっきりはわからないが、ロミオとジュリエットの語らうシーンなどは原作のセリフが用いられているようだった。
それに対してギャングの抗争のシーンのチャラさやイマドキ感が、まるで他の映画みたいで、全く相容れない。
二人の迎える結末は、ほとんどの人が知っているはずで、その盛り上げ方があまりにもお膳立て感が満載で、全然泣けなかった。
原作のセリフを活かすのなら、ギャングたちの雰囲気がもう少しクラシックだったら合っていたのかもしれない。