アノン

ロミオ&ジュリエットのアノンのレビュー・感想・評価

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
3.5
あ、待って!こういうタイプの映画ね!シェイクスピアの戯曲だから、なんか勝手に"きみに読む物語"とか"タイタニック"みたいな真面目な感じのラブストーリーかと思ってた。初っ端からぶっ飛んだ演出で観る映画間違えたのかと思った。

で、エンドロールを見てある事にやっと気付いた。監督がまさかのバズ・ラーマン。分かった瞬間「はい納得」と頷いたよね。演出が"ムーラン・ルージュ"そのまんまだったし、なんなら展開もあんな感じだったわ。

でもムーラン・ルージュみたいにハマることは無かった。期待し過ぎたからかな?友達が一番好きな映画をこれと"タイタニック"だと言っていて、タイタニックと並ぶ程の壮大なラブストーリーなんだなぁと思い込んでたけど、よくよく考えたらどっちも若かりし頃のレオ様がキュンキュンさせてくれるからじゃん。

いや、でも本当にレオ様はアホみたいにイケメンだったわー。あんな美男子、二次元のクオリティじゃん。くさいセリフもレオ様だからこそ、悩殺ワードに聞こえる。特にあの頃のレオ様の髪型が大好きなんだよな〜。金髪で目にかかるぐらいの垂れた前髪が最高。

全体的に展開が速すぎて私は入り込めなかったけど最後は美しかった。若い二人の悲劇。オチなんて分かりきってるのに、なんならちょっと泣いた。

まぁ見所は、いつもファニーなポール・ラッドおじさんの可愛くて初々しい演技を堪能出来る事ですかね。
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