ショーン・S・カニンガムによるスラッシャー映画の決定版
序盤の恐らくボリーズ夫人であろう犯人の主観視点のようなじわじわと対象に近づいての絶叫シーンのドアップでとまるシーンはやはりとても印象に残る。
ずっと、13日の金曜日=ジェイソンだと思っていたが、この第一作目はその母親が犯行を行っていたかと思うととてもぞくっとする。
ホラー映画は苦手だが目を覆いたくなるのは、常に真夜中の風景で窓などから森の様子が見えてしまうのが、そこから誰か来るのではないかという恐怖心を煽る要因となっている。
それに半分開いたカーテン、ボロボロで所々穴が開いた木のドアなども恐怖を誘う。まるで誰かに見られているような恐怖。これより怖いものはない。
前述したように犯人の主観視点のように対象にじわじわと近づくあのカメラワークがしょっちゅう出てきて、見ていて不安に駆られるのである。
最後のボートのシーンもトラウマ。ここからパート2に繋がるというのも素晴らしい作品であると思う。