すずき

13日の金曜日のすずきのレビュー・感想・評価

13日の金曜日(1980年製作の映画)
3.4
1980年、夏。
クリスタル湖キャンプ場のバイトで集まった若者達。
まだオープン前なので、湖で遊んだり、脱衣モノポリーしたり、ロッジでエッチしたりとリア充ライフを満喫するクソ共。
そんな奴らに、突如現れた謎の殺人鬼が、天の裁きを下す痛快スラッシャー映画!

長寿ホラーシリーズの記念すべき第1作目。
兎に角、視聴者を怖がらせよう、驚かせようという気概を感じさせる。

脚本家曰く、「ハロウィンをパクった」(意訳)映画だそうな。
元ネタである「ハロウィン」と比べると…
・グロさが大幅アップ!
「ハロウィン」では直接的な描写はあんまりなかったけど、こちらは残酷シーン沢山!
派手な殺害方法は見ていて楽しめます。
・エロさもアップ!カラミのシーンがいくつかあり。
・音楽はこちらの、「キッキッキッ…マッマッマッ…」という印象的なBGMもいいけど、やはり名曲「ハロウィン」のテーマに軍配。

直接的にエログロを描く事は、確かに見ていて楽しいけど、「ハロウィン」の持つ謎の「名作オーラ」感は薄れる。
大衆的というか、低俗というか…いや、多分気のせいかもw

あと、この映画、吹替が良かった。
声優の演技も言わずもがな(特に古川登志夫の軽薄おふざけキャラが最高)、台詞回しの一つ一つにセンスあるなー、と感じました。
やっぱテレビ映画全盛期の吹替は違うぜ!
この作品がテレビ放送されるってのも良い時代だよね。