明石です

戦争と平和の明石ですのレビュー・感想・評価

戦争と平和(1956年製作の映画)
4.2
ナポレオン侵攻をロシア側の視点で描いた文豪トルストイの長大な小説の映画化作品。ピーター・フォンダとオードリー・ヘプバーンのW主演で、尺も3時間半と、当時のハリウッドがいかにこの(この手の)作品に力を入れていたかがわかる。「戦争よりも舞踏会に向いていた」19世紀初頭のロシアの貴族社会を舞台に繰り広げられる華麗なる三角関係。主人公の心の声がナレーションを通して洪水のように溢れ出てくるの、すごくロシア文学っぽい笑。そして半分ミュージカルな社交界が題材ときたら、元バレリーナのヘプバーンの面目躍如ですね。甘いラブロマンスは苦手な私でも、彼女の奔放さと麗しさに釘付けで、3時間それなりに飽きずに見れました。尺も原作に比べれば相当短いし笑。
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