不思議な映画。
前半は行方不明だった飛行機や船が見つかったり
UFOを見た人達が取り憑かれた様に
山のイメージに固執する。
結構サスペンスの様なホラーの様な展開が続く。
子供を連れ去る箇所は完全にポルターガイストだ。
後半のクライマックスまでは
正直言ってB級映画っぽさが目立ち
「この映画はどう着地するの?」と若干不安になる。
しかし、UFOと交信するシーンからは
ジョン・ウィリアムズのBGMも相まって
妙に神秘的な展開が続く。
オチとしては満足はしないものの
カタルシスを感じる良い終わり方だった。
とは言うものの、
主人公の病的なまでの山への執着は
ギリギリアウトなものであり、
笑いを通り越して若干引いてしまう。
何より家族を捨ててしまうのは哀れに思った。
「選ばれた人間」の定めなのだろうか。