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未知との遭遇のkarmapoliceのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
3.5
Close Encounters of the Third Kind:スティーヴン・スピルバーグ監督、脚本、リチャード・ドレイファス主演、ジョン・ウィリアムズ音楽、ヴィルモス・ジグモンド、ラズロ・コヴァックス撮影、1977年作品。

久しぶりの鑑賞。あの交信の音階が強烈だ。スピルバーグ監督は「光」と「音」を使えば言語を超えたコミュニケーションが可能になるのでは?と思い至る。そしてウィリアムズに「5つの音から成るメロディを考案してほしい」と依頼する。7音では複雑過ぎて、3音ではベルやチャイムのようだかららしい。

「光と音を使ったコミュニケーション」はある意味“宇宙人との共通言語”を目指したのかも知れないが、その後にランダムっぽく流れる音階も含めてすべての音階が、クラシックやジャズをベースとした音楽的なメロディにしか聴こえない(笑)それ故にインパクトがあるし印象に残るのだろう。さすがジョン・ウィリアムズ!!

クライマックスのあの空間デザインとサウンドは今観ても素晴らしいと思う。

圧倒的な迫力と存在感を観せたマザーシップは模型で、実際に撮影に使われたマザーシップの模型は、現在もスミソニアン航空宇宙博物館・新館にが展示されているらしい。
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