atagi

未知との遭遇のatagiのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
3.6
異星人・UFOの造形、地球人への教育、UFOの影響で勝手に動き出す家財道具や車、我を忘れてUFOから刷り込まれたインスピレーションに夢中になる人々。

流石はスピルバーグ。この後のUFO都市伝説のテンプレになっていくような描写が頻出。それだけに、どうしても既視感があるシーンが多くて、中盤はやや退屈に感じてしまった。

とはいえクライマックスにかけてのシーンはワクワクさせてくれる。
台形状の山に登場人物が吸い寄せられていく様、去年の「メッセージ」の環状文字による会話を想起させる音階による交信は、遂に来たかと言わんばかりテンションが上がる。

個人的には異星人は降りてきて欲しくなかったかな。光と母船の演出で十分。
あと、序盤でミニUFOが律儀に公道走って、ハイウェイの料金所通過するのはなんなんだ(笑)コメディかと思った。
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