1969年”True Grit”。現代の目線では、小屋での最初の一通りとか残酷で、リアリティラインが荒唐のほうに寄っている。マティ役のキム・ダービーも引きの絵だと普通だが、アップ演技が下手なので、ハサウェイ監督もウェインも不満だったのはわかる。で、リメイクではコーエン兄弟が良い顔する少女をオーディションで選んだのだろう。脚本はマティの賢さ・強引さを出していて、セリフの応酬は面白い。ウェインのルースター・コグバーンは、主演男優賞というよりも、西部劇名誉賞といったおもむき。ロバート・デュバルはもう完禿げまであと一歩。若いデニス・ホッパーも出てる。