めちゃくちゃよかった〜！
これは好きなやつ〜！
地元のTSUTAYAに無くて、仕事中に営業車で遠くの店まで行った甲斐があったわ。
レベッカ(若い頃のスカヨハ)めちゃくちゃ可愛いなぁ…と思ってたら、だんだんイーニドに惹かれていく不思議。ころころ変わるメイクとファッションが全部可愛い。ソーラ・バーチってこの作品で初めて観たかも。
変わり者で同世代に馴染めなくて、世間をなんとなくバカにして拗らせてる感じなんかは「スウィート17モンスター」とか「レディバード」にも見られる思春期拗らせ女子って感じで最高なんだけど、この作品の特異なのはそういう女の子が2人いるってこと。
2人いるから思春期特有の「ウチら無敵！」感も合わさっちゃててタチが悪くて本当に最高。
2人が妙に息合ってるとことか声だして笑っちゃった。
そんな前半から一転、働き始めるレベッカと、就職もせず何故だかシーモアに入れ込んでいくイーニドの距離感が切ない。
どんどん大人っぽくなっていくレベッカは毎回同じようなメイクなのに、イーニドは毎日自分の好きなような服を着て、コロコロといろんなお化粧をする。
大人になっていくレベッカも嫌いだし、一歩踏み出してしまったシーモアにも嫉妬。でも自分が何をしたいかわからない。
思春期特有の自分だけが取り残されていくような感覚がリアル過ぎてキツかった。
ぼくも高校生くらいのころかなり拗らせて孤立してたからグサグサきた。
イーニドが言ってた「バカほど人間関係が得意」という言葉。
刺さり過ぎるぜ…。わかるよ、言いたいことはわかるけど…そう思いたい気持ちもわかるし、必ずしも間違ってるわけじゃないし、でも大人になったぼくには真っ直ぐには受け取れない…。
思春期拗らせ女子モノにしては有り得ないくらい攻めて委ねたエンディングに痺れた。
ちょっとだけ「さらば青春の光」思い出したなぁ…。切ねぇ。
