イーニドは斜に構えてて、”普通”の人達がバカに思えて、皮肉ばかり言ってるけど、どこかで自分は平凡で退屈な人間なんじゃないかって怯えてて。
「自分にもこんな時期あったよなあ、肩肘張らず人生を楽しめば良いのに」とか大人ぶって言っちゃいそうだけど、
今も多分どこか、自分の中に存在してる”心の中のイーニド”に睨みつけられそう。
このゴーストワールドみたいに、ふと思い出して「あいつら今何してるかなあ?」って思えちゃうような映画っていいです。
バスの行き先はそれぞれ受け取り方が違うだろうけど、
暗い青春送った人は幸せになれない、ってわけじゃ絶対ないからね、ってイーニドに言いたい。