「世間の人は満足なんだ、ビッグマックとナイキで。でも僕は99%なじめない。」
高校を卒業したばかりのレベッカとイーニド。
さっそくカフェで働き始めたレベッカに対し、学生気分のイーニドはなかなか職に就くことができない。
そんなある日、新聞の広告主にいたずら電話を掛ける。
現れたのは、緑色のカーディガンを着た冴えないおじさん・シーモア。
レコードコレクターの彼に興味を抱いたイーニドは、徐々に親しくなっていく。
本当は、私が描いた絵をファッションを、私自身をちゃんと見てほしい。
「シーモアは嫌いなタイプの正反対」なんて回りくどいことを言って、本当は気付いてほしい。
だからポルノショップに入るとか突飛なことをしてみたり、パンクロックに髪を染めたり、働いてる人たちをからかって、恋のキューピッド役を買って出ることで彼に近づいてみたりする。
働き始めたレベッカは、どこか知らない遠くへ行ってしまったような気がした。
彼女ができたシーモアは、イーニドと電話をする回数も会う頻度も少なくなっていく。
だいすきな二人が離れていく寂しさに、意地っ張りなイーニドは押しつぶされそうになる。
新しい世界へ踏み出せずにいる焦りは、ただただ泣きたくさせる。
本当は、変わらないものなんてないってことぐらい、分かってるのにね。
「なぜデートの世話を?」
「さぁね。あなたがモテない世の中が不満なの。」
真夜中のバスに揺られ、どこへ行く。
( ..)φ
わたしが「ゴーストワールド」を借りた昨日の午後、母は「依頼人」のDVDを借りていました。
共通点はそう、ブラッド・レンフロさん。
シーモアを見たジョシュがアイスをぼとっと落として、女の子がえんえん泣いちゃう場面、最高だよ。