「俺は今日からソニアン（渾名・なんとなくのんびりしてるから）廃業したよ、美しいものが不幸になる世の中嫌になっちゃったんだ」
場面転換が面白い！そしてテンポが速くスピーディな展開。ひとつひとつのカットも劇的演出で、いきなり振り向きざまに科白を言ったり、それを捉える角度・構図も斬新だ。
川島監督の作品はあまり観たことがないが、ソフィスティケイトな感じがする。
女性の方が積極的だが、いざとなると…わからない。感情的能動と理性的受動と最初は思ったがそうでもないのかしらん。
新珠三千代を綺麗だと感じたことは今まで一度もなかったが、この作品では、月丘夢路より淑やかで知的に見えた。
なぜか道明寺（桜餅）の香りがする映画だった。
