原作読了直後に見た!
原作の地の文というか、葉蔵自身の心の中のセリフ、状況説明部分がほぼナシで、登場人物のセリフだけで話が進んでいく感じ。原作読んでたから、状況がギリギリ分かったって感じだった。
葉蔵の「恥の多い生涯」が2時間にギュッと詰め込まれている感じ。セリフは少なく、とんとん場面が進んでいく。たまに極端な演出があって、「勝手にふるえてろ」の時も思ったけど、やっぱり純文学を映像化するならこれくらいじゃないと無理だよなあと。
原作にない中原中也とのエピソードをなんで入れたのか?好きだったけど。葉蔵と太宰治自身が重ね合わされる。
生田斗真の顔が良すぎる。個人的にめっちゃ葉蔵だと思う。端正だけど儚くて色っぽい。関わる女の人みんな好きになっちゃう。めっちゃ良かった。
エンドロールとか含めて、所々に原作リスペクトを感じる。これは原作も合わせて見て初めて楽しめる映像だと思った。解説欲しい!
2022.52