片腕マシンボーイ

スワンズソングの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

スワンズソング(2002年製作の映画)
2.9
ジャケからして、ポンコツ血みどろスプラッターかと思ってワクワクしながら観たが、血はピュッピュッするけどホラー言うよりミステリーやし、思ってたより全然まともな作品でガッカリしたよ…

妹が誘拐犯に殺された…、傷心の母娘は街を離れ田舎町で静かに暮らし始めるが、娘の学校でも殺人事件が起こる、妹が殺された時と同じ格好、黄色いレインコートを着た犯人が目撃されるが?って話

意外と豪華キャスト!
刑事役に田中要次、母親役に大場久美子、宇野祥平でてた?原史奈懐かしい、バレエの先生役の人は宝塚の元トップスター、ん?女子アナよな?、あ、忘れてた!斉藤兄弟のどっちか!ゲラゲラ、脚本の佐藤佐吉ももちろんちょっとだけ出てるぞ!わっしょい!

しかしそれ以上にマシンボーイがこの作品に注目していたんは監督の笠木望やねん!だって「インキュバス 夢に犯された女」という大傑作でマシンボーイ注目のポンコツホラー監督になったにもかかわらず、その後は「TOKYOスピーシーズ」や「けっこう仮面 新生 Reborn」といった糞映画ばかり撮ってその信頼は地に落ちた笠木監督の長編デビュー作なんだもんな!

結論から言う、「TOKYOスピーシーズ」ほどの糞映画ではないが「インキュバス 夢に犯された女」のような常軌を逸した傑作には遠く及ばない凡作
ちょい殺害シーンが派手な火サスみたいな作品でした…

まぁな、火サス言うには佐藤佐吉脚本やからかぶっ飛んだ展開も多くてやな、犯人がついに明らかになってからの一連の流れとかにはキャッキャしたけどな
ってか佐藤佐吉脚本作品って基本的にはポンコツなんやけどさ、マシンボーイ的邦画ベストスコアな「蠱毒 ミートボールマシン」ってば西村監督と佐藤佐吉共同脚本やし、今年公開された監督脚本「黒い乙女」も素晴らしい作品やったし、馬鹿にできんのよなぁ!

まぁ、そんな佐藤佐吉脚本作品んなかでは目立たない作品ではありましたが、田中要次ファンは是非観たら良い、ポンコツホラーファンなら本作より俄然「インキュバス 夢に犯された女」をオススメする!
あれ?でも「インキュバス 夢に犯された女」は佐藤佐吉絡んでないはずやけど、佐藤佐吉が脚本の「極道恐怖大劇場 牛頭」には「インキュバス 夢に犯された女」と似たようなシーンあるんよなぁ…、ポンコツの世界って繋がってるんやな!キュンキュン

まぁ、今はキュンキュンしてる場合やないんやけどな…スンスン、すばるに続いて錦戸くんまで…スンスン、「大阪ロマネスク」聴こ…スンスン